的確な土地価格は、地価ネットワークにのっとった地域相互間・土地相互間のバランスを適正に把握することにより初めて可能となります。
重回帰分析などの統計手法に裏づけられたバランスを厳密に捉えた土地評価は、
・市町村の行う固定資産税のための標準地評価
・国税庁の行う国税のための標準地評価
に打ってつけですし、
・公共用地の取得のための土地評価
・個人、法人の売買・交換などの土地評価
にも極めて有効です。
バランス鑑定は、土地評価をする上で最も基本となるものです。
その上で、地域が大きな変動過程にある場合には地域変動にともなう要因変化、将来動向の適切な予測が必要となります。
この場合にも、要因変化を客観的に捉える上で統計分析が役立ち、
・再開発事業における土地評価
・区画整理事業における土地評価
・ニュータウン開発にともなう土地評価
・新駅開設、幹線道路新設による土地評価
・埋め立て地における用途別土地評価
などに大きな威力を発揮します。
・共同ビル建設にともなう土地・建物評価
・コーポラティブハウスでの土地持分評価
・隣地を買い取る場合の適正評価
・借地権、底地の相互買い取り評価
などに役立ちます。
・分割をせざるを得ないような大規模地評価
・利用上の制約がきつい不整形地評価
・窪地など地勢の劣る土地評価
などがこれに該当します。
・不良債権担保不動産の評価
・民事再生法に係る鑑定評価
・証券化不動産評価
・販売用不動産等の時価評価
・土地再生評価法に基づく評価
・減損会計に係る時価評価
・再開発事業における従前地個別評価
・区画整理事業での従前・従後評価
・ビル内での床位置によるバランス評価
などの決め手となります
地租は、古代より国の税収の基本でした。
地価の下落により自治体は税収減に苦慮してきました。
ようやく下落に底打ちが見られ、上昇の気運が見えています。
そのような状況の中で、納税者の目が厳しくなることが予想されます。
他の公的価格との均衡を重視して、説明力・説得力のある路線価付設が求められます。
地価の専門家である不動産鑑定士が担当する路線価付設が、この要望に応えます。
・金融機関担保不動産の評価
・相続税を時価により申告する場合の評価
・定期借地権設定にともなう適正評価
・マンション等における区分所有権評価
・その他、あらゆるケースの評価